生きてこ!

急性リンパ性白血病(Ph+ALL)になって骨髄移植を受けました。これから人生の新しいステージです。抗がん剤治療や骨髄移植、その後の自宅療養の日々について、興味あることも織り交ぜて書いています。骨髄移植を受けた人間が治療を通して感じたこと、その後どんな生活をしているか、書き連ねていこうと思っています。

「世界を変えた50人の女性科学者たち」に超絶勇気をもらった!

DAY227

こんにちは、ひららんです。今回はブックレビューです。

発売前に、友人から「今度こんな本が出るよ」とお勧めされて、小学生の時点で算数・理科から脱落して以降文系特化、リケジョという単語とは一切縁のない私ですが発売日に買ってしまいました。

さっそく開封して目次を見ましたが、ずらりと並ぶ50人のうち、知っている名前が「マリー・キュリー」と「レイチェル・カーソン」の2人しかいない…。こんなにもたくさんの女性科学者たちが大きな発見をしてきたんだということにまず衝撃を受けました。

そして、どんな優秀な研究や発表をしても、女性であるということだけで認められてこなかったということに愕然としました。

そういえば昔「もやしもん」で、ベアトリクス・ポターが植物学者として認められなかったから絵本作家になったと読んだなあ…。

そのほかにも

  • 栄光を盗まれた孤高の科学者ロザリンド・フランクリン
    DNAの二重らせんを発見したのは彼女だったそうです!
  • がんの化学治療を発展させたジェーン・クーク・ライト
    おかげで今の私は生きていることができます。
  • 数々の抗ウイルス薬を開発したガートルード・エリオン
    彼女のおかげで白血病の治療が飛躍的進歩を遂げ、あまたの抗ウイルス薬が開発されるきっかけとなったそうです。
  • プログラミングの母グレース・ホッパー
    COBOLを生み出したんですって!トールキンかよ!てか覚えるのも四苦八苦なのに!

などなど、これまで全く知らなかったストーリーがぎっしり詰め込まれていました。

個人的には研究成果を盗用された上、ノーベル賞からも外され、盗用した側の著書で叩かれたロザリンド・フランクリンの件は怒りで体が震えました…。

でも。

今から考えたらとんでもない逆境だったにも関わらず、研究への情熱を持ち続けた彼女たちを心から尊敬します。

実を言うと、「はじめに」のこの一節で泣いてしまったのです。

古代から現代まで、周りに「だめ」と言われても、「できるものなら止めてみなさい」とばかりに諦めなかった人々です。

自分が急性リンパ性白血病に罹患して骨髄移植を経験して、再発の可能性や生存率の数字に不安を感じているからかもしれません。5年後の生存率は55%と言われているけど、絶対に諦めない!「できるものなら止めてみなさい!」そう、心の中から力が湧いてきたんです。この一節を読めただけでも、この本を読んだ価値はありました。

書いてくださった方、それを翻訳してくださった方、出版社の方、本当に良い本をありがとうございます!

個人的に一番いいところを引用しちゃいましたがそれぞれの科学者さんの紹介も素晴らしいので、ぜひ実際に読んでみてくださいね。一気に読み終えるのもいいけれど、手元に置いて時折パラパラと見返したくなる1冊です。