生きてこ!

急性リンパ性白血病(Ph+ALL)になって骨髄移植を受けました。これから人生の新しいステージです。抗がん剤治療や骨髄移植、その後の自宅療養の日々について、興味あることも織り交ぜて書いています。骨髄移植を受けた人間が治療を通して感じたこと、その後どんな生活をしているか、書き連ねていこうと思っています。

白血病治療中の食事制限について【その3・退院後、免疫抑制剤使用中】

DAY225

こんにちは、ひららんです。白血病治療中の食事制限「その3・退院後、免疫抑制剤使用中」です。2018年4月26日現在、こんな感じで過ごしているというお話です。
※あくまでも私が移植を受けた病院からの指導なので、病院や先生によって相違点があると思います。そのような場合はご自身の先生・病院の注意を優先してくださいね。

その1、その2はこちらをどうぞ 

www.hiraran.com

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では最終章(?)、免疫抑制剤使用中の食事について。 

「退院時のしおり」に掲載されているアドバイス

まずは、退院が間近に迫ってきてからガイダンスしていただいたことから。退院後は免疫抑制剤を服用するので食事面だけではなくて生活面でも結構細かいところまで注意を受けましたが、食事に関してはこちらです。

「退院時のしおり」より

退院前にいただいた「退院時のしおり」より一部抜粋、手書きの部分は自分でメモったものです。

「その1」「その2」で書いた内容よりもかなりシンプルになってる…?

【2018年4月28日追記】書かれている項目が違う場所だったのでうっかり抜いてしまいましたが、「セイヨウオトギリソウは免疫抑制剤の血中濃度を下げ効果を弱めるので、一緒には飲まないでください」とあります。併せてご注意ください。

退院後の食事について(画像のみ)

そして、先ほど最下段に書かれていた「別紙食事のパンフレット」の退院後の食事についての説明が、これです。

退院後の食事について

これも退院前にガイダンスしていただきました。

うーん、大丈夫かと思ったけどやっぱり文字に起こしとくか。

退院後の食事について(文字に起こしたもの)

生肉、刺身、生卵、半熟卵、生ハム、ナチュラルチーズ、生クリーム、低温殺菌されていない蜂蜜などを摂取する場合は、原則として免疫抑制剤終了後、外来主治医確認後となります。
※アルコールに関しては、外来主治医に確認してください。

とあります。アルコールは「たまに一口くらいなら大丈夫ですよ、ただし晩酌はダメです」と早々に許可をもらいました。でも今はプレドニンも使っているのでアルコールは全く飲んでいません。

☆調理のポイント

  • 買ってきた食品はすみやかに冷蔵庫に保存しましょう。
  • 肉や魚、卵は新鮮なものを選び、調理するときは75℃以上で1分加熱しましょう。
  • 魚介類は新鮮なものでも真水でよく洗いましょう。
  • 2枚貝は中心部まで十分に加熱しましょう(85℃、1分以上)。
  • 自然解凍は菌が増えるため、解凍は電子レンジですみやかに行いましょう。
  • 野菜はしっかり洗いましょう。加熱できない生野菜は最初に調理しましょう。
  • 最後に肉・魚を調理することで、肉・魚介類に付着している微生物が他の食品に付着することが避けられます。
  • 加熱調理後はすみやかに食べましょう。残った食品の再加熱による食中毒もあるため、できるだけ食べきれる量を調理するようにしましょう。
  • 保存する場合は、食品中での菌の増殖を阻止するため、加熱調理後すみやかに行い、10℃以下か55℃以上を保つようにしましょう。

☆調理する方の衛生について

調理する方の手指から食材・調理器具・食器に細菌等が付着し経口的に体内に侵入してしまうことを防ぐため、調理する方も健康管理には十分配慮し、調理前にはせっけんと流水による手洗い、アルコール手指消毒をしっかりと行いましょう。また、肉・魚介類の調理後にも手洗いをしましょう。

☆調理器具の衛生について

まな板、包丁などの調理器具は、生肉・生魚等と、その他の食材とで区別しましょう。肉・魚介類に使用した包丁・まな板は、洗剤でよく洗い、熱水消毒(85℃以上の熱水で1分以上)するか、塩素系漂白剤(ハイターなど)で消毒しましょう。

☆消化管症状が出現した場合

消化の良い食事をこころがけましょう。食べることで悪化する場合は、腸管の安静のため、制限がかかることがあります。

現在、食事をどうしているか

今のところ、免疫抑制剤とプレドニンを使用しているので、「その2」に書いた「生着後の食事」に準じた食生活をしています。大切なのは「迷ったら食べないこと」「分からないときは病院に聞くこと」だと思います。移植コーディネーターさんからもアドバイスされたのですが、「何かあるかもしれないし、ないかもしれない。でも今のひららんさんは間違いなく何かあるほうだから」とのこと。さすが、これまでたくさんの移植患者さんを見てきた方の言葉には説得力がありました。

大好きなお刺身やお寿司、2日目のカレー、残ったご飯やお味噌汁等は全く口に入れていません。柑橘類の制限もまだ続いています。まあ生ものは骨髄移植の前に本当にたくさん食べたこともあって解禁まで待てないことはないし(飯テロされると悶絶するところまでがお約束)、ドライフルーツももともとそんなに食べないから平気。フルーツグラノーラが無理になったのはちょっと悲しい。自家製の梅干しが食べたいけどそこも我慢できる。漬け物は京都のしば漬けサイコー!熊本の高菜漬けサイコー!

でもそんな中でじわじわ効いてきたのが、作り置き禁止条令です。手作りの料理はとにかく2時間以内のものしか食べちゃいけないルール、これがけっこう来るんですね。もともとズボラで作り置き大好きだったから堪えました。徒歩圏内にコンビニもスーパーもないし(´・ω・`)

対策として、

  • 自分用に炊きたてのご飯を冷凍保存する
    ただしできるだけ早めに食べたほうがいいそうです。
  • 一人分のインスタント味噌汁を常備
    1回作ったお味噌汁が残っているときは家族で消費してもらう
  • 冷食、カップ麺、ギリシャヨーグルト(管理栄養士さんおすすめ)等を常備しておく
  • 食事の開始時間を想定して調理を始める
  • 水道から出てくる水は飲まない
    たとえ浄水器を通していて避けておいたほうがいいそうで…私だけ500mLのペットボトル生活です。

等々しています。

体調が悪いときは甘えていい!

料理はほとんど家族にサポートしてもらっています。私は軽くお手伝いする程度。自分て作りたい物があって元気のあるときだけ台所に立っています。

体調が良くて台所に立てるときはいいんですが、発熱が続いたり体が動かないときのために割り切ってカップ麺や紙パックの野菜ジュースや冷食もどんどん利用しています。今は薬をきちんと飲むのが一番の仕事ですから。

先日「究極の食事」という本を読んで玄米や自家製グリーンスムージーを再開し、小腹がすいたらナッツ類をつまむようになりましたが、退院時のしおりには「低マグネシウム血症にならないように、シリアル・玄米・大豆製品・海藻・ナッツ類などをたくさん取るといいよ」って書いてあった…そういや移植コーディネーターさんも「間食にはナッツがお勧め」って言うてはったな…最近調子がいいのはそのおかげかな?

基準は「免疫のない赤ちゃん」

それでも何か飲み食いするとき、迷うことはあります。そんなとき、移植コーディネーターさんとフォロワーさんから奇しくも同じようなアドバイスをいただきました。

「迷ったら、食べない」「免疫のない赤ちゃんだと思って考えたらいいよ」

ああそうか、それじゃ生ものNGだし蜂蜜がダメなのも納得だよね。食事じゃないけど人混みに突入なんてしないよね。と、すとんと腑に落ちたのでした。

免疫抑制剤が終わるまでは、もうしばらくこんな感じ。以上、食生活編でした。長々とお付き合いくださり、ありがとうございます!