生きてこ!

急性リンパ性白血病(Ph+ALL)になって骨髄移植を受けました。これから人生の新しいステージです。抗がん剤治療や骨髄移植、その後の自宅療養の日々について、興味あることも織り交ぜて書いています。骨髄移植を受けた人間が治療を通して感じたこと、その後どんな生活をしているか、書き連ねていこうと思っています。

白血病治療中の食事制限について【その1・糖尿病の15点食と抗がん剤治療中と骨髄移植の前処置~生着まで】

DAY225

こんにちは、ひららんです。

Twitterでフォロワーさんから質問をいただいたので、今日は免疫抑制剤使用中の食事制限についてお話ししたいと思います…と思って書き始めたらけっこう長くなってしまったので、生着までの「その1」と、生着後~退院までの「その2」と、退院して引き続き免疫抑制剤使用中の「その3」の3つに分けました。
※あくまでも私が移植を受けた病院からの指導なので、病院や先生によって相違点があると思います。そのような場合はご自身の先生・病院の注意を優先してくださいね。

これまでに経験した食事制限

本題に入る前に、ちょっと長くなりますが(またかよ)白血病の治療が始まってからの食事制限をご紹介しますね。主に

  • 寛解導入期に見つかった糖尿病の15点食
  • 白血球が下がった時期(分子標的薬とステロイド剤、抗がん剤の両方を含む)
  • 骨髄移植前(前処置開始から生着まで)
  • 骨髄移植後(生着後)
  • 退院後(免疫抑制剤内服中)

の5つです。ではさっそく始めましょう。

糖尿病の15点食

これはとっても楽でした。なにしろ自分は個室で寝て待ってるだけで「1日3食、これを食べていれば痩せる(標準体重になれる)食事」が運ばれてくるんだもん。不思議なことに、1日1600キロカロリー食でも1200キロカロリー食でも食後の満腹感と食前の空腹感はさほど変わらなかったから、お腹が空いたときにコーラゼロなんかをちょこちょこ飲んでしのいでました。いやでも初めて1200キロカロリー食のご飯の量(1回100g)を見たときは「ファッ?!少な!!!」ってなりましたけどね。今はすっかり慣れましたけど。

学生時代の部活の1年先輩で今も見目麗しい方によると、それでも「ご飯の量、多くない?私、基本的に夜はご飯食べないよ」だそうです…美人でいるのって大変なんだなあ(´・ω・`)

1週間に3kgのペースでスルスルと痩せたので、それを維持したくて退院前に管理栄養士さんから退院後の食生活についてレクチャーしてもらい、一時退院してからも「できる範囲で、できること」を続けました。実は糖尿病食セットなんかを買わなきゃ続けられないかと心配していたんですが、「野菜がキャベツしかなかったらキャベツを食べたらいいんです( ´∀`)」という一言が目から鱗でした。

白血球が下がった時期

これは皆さん同じだと思いますが、白血球が減っていくペースに合わせて低菌食→無菌食になりました。その2つが具体的にどう違うのかはよく分かりませんが、最終的には「生もの禁止」「生野菜禁止」「発酵食品禁止」に落ち着き、白血球が上がってくるにつれてまた解禁になりました。

何度も書いていますが最初の寛解導入期は薬の副作用がほとんどなかったので、食事自体に関する不便はありませんでした。

強化地固め療法が始まったらさすがに食欲は落ち、一口でお腹いっぱい、というかご飯全然欲しくない状態になりまして。せめて一品につき一口だけでも…と詰め込んだり、お昼をせっかくうどんに替えてもらってもほとんど食べられなかったり、お昼をパンに替えてもらったら副菜は普通に和食が付いてきたりと、まあいろんな事がありました。

味覚障害もあって、一時退院の間も「思うてたんと違う!」ものが多く、お粥と梅干し(そのときは自家製OKだったので自家製の超すっぱい梅干し)で生きてました。あとは、プチトマトとスイカ。一時退院時は生ものもOKだったので、この2つには本当にお世話になりました。

煮物の味が「思うてたんと違う」になるのは辛かった…。

骨髄移植前(前処置開始から生着まで)

ここが一番制限の厳しい時期でした。ちょっと画像が粗いかもですが、病院からいただいた食事制限表です。あくまでも私が移植を受けた病院の指定のものなので、もし違う点があったら治療を受けておられる病院のものを優先していただければと思います。

厳重警戒期(前処置~生着まで)の食事

病院からいただいた食事制限一覧。

意外と食べられるものが多いんですよね。ただ、この時期って体がとてもしんどいので、自分では何を差し入れてほしいか考える気力はなく、またOKが出ているからと差し入れてもらったものもほとんど食べきることができず、結局「自分が気をつける」ということはなかったです。

その分、家族にはよく見ておいてもらいました。サポートしている方に特に知っておいていただけたらと思います。これから移植を迎える方は、「あ、こんなものが食べられなくなるんだな」と参考程度に見ておいていただければいいのかなと。

あまりに見づらいので文字にも起こしましょうかね(^_^;

○厳重警戒期に食べられるもの

  • 飲み物
    ペットボトル入り飲料(国産)、缶入り飲料、紙パック飲料・乳酸菌飲料、病棟のポットの湯、ティーパック(個包装)、コーヒー(個包装)、粉末スープ(個包装)、味噌汁(個包装)
    ※開封後24時間以内に飲みましょう。
  • 野菜・果物
    皮が厚い果物(バナナなど)
    ※柑橘類は別欄を参照してください。
    ※傷のない新鮮なものを選び、皮をむいてから2時間以内に食べましょう。
  • 肉・魚・卵
    加熱処理したもの、ソーセージ、缶詰、ゆで卵(固ゆで、ゆでて2時間以内のもの)
  • 乳製品
    プロセスチーズ(※種類別の欄にプロセスチーズと書いてあるもの)、殺菌された牛乳、個包装のバター、個包装のマーガリン、ヨーグルト
  • パン
    あんパン、チョコレートパン、食パン、ジャムパン、カレーパン、メロンパン、ロールパン、冷凍パン、缶詰に入っているパン、デニッシュパン(練り込んで焼いているものならカスタードも食べられます)
    ※個包装されたものを選びましょう。
  • 菓子類
    アイスクリーム・シャーベット・氷(個包装)、ゼリー(果物入りも可)、プリン、焼き菓子、和菓子(生でないもの)、スナック菓子、アメ、ガム、チョコレート
    ※個包装されたものを選びましょう。
  • その他
    レトルト食品、冷凍食品、カップ麺、缶詰(開ける前に水で洗いましょう)、漬け物(個包装されたもの)、豆腐(密閉されて水に浸かっていないもの)、個包装の調味料(醤油、塩、マヨネーズ等)
  • 柑橘類
    温州ミカン、バレンシアオレンジ、ゆず、すだち、かぼす、レモン

×厳重警戒期に食べられないもの

  • 飲み物
    輸入ペットボトル、自家製の氷、井戸水、アルコール、ルイボスティー(免疫抑制剤使用中)
  • 野菜・果物
    生野菜、皮が薄く傷みやすい果物(桃、ぶどう、イチゴ、キウイなど)、独自でカットした果物、ドライフルーツ
  • 肉・魚・卵
    生肉、生ハム、刺身、寿司、生卵、半熟卵、乾物類(するめなど)
  • 乳製品
    ナチュラルチーズ(種類別)、カビを含むチーズ、レアチーズケーキ、生クリーム、カスタードクリーム、殺菌されていない乳製品
  • パン
    クリームパン、生クリームの入ったパン、惣菜パン、サンドイッチ、生ハムの入ったパン
    ※個包装されていても食べられません。
  • 菓子類
    生ケーキ、生菓子、生クリームの入った和菓子・洋菓子、殻付きのナッツ類、吸って食べるアイス(チューチューアイス)
  • その他
    弁当・惣菜、おにぎり、ファーストフード、減塩梅干し、自家製の漬け物、発酵食品(生味噌類、納豆など)、はちみつ、自家製マヨネーズ
  • 柑橘類
    グレープフルーツ、はっさく、スウィーティー、文旦、だいだい、夏みかん、ぼんたん、ザボン、バンペイユ、サワーオレンジ、ネーブルオレンジ、甘夏柑、日向夏、金柑
    ※免疫抑制剤開始前日までは食べられます。
    ※免疫抑制剤使用中は摂取できません。

厳重警戒期に共通する注意点

  • いずれも賞味期限が十分あるもので、開封した日に使い切りましょう。
  • 生着まではハサミやナイフの使用は控えましょう。
  • 個包装でないものは、開封してすぐのものは食べることができます。
    (少ない量のものを選ぶとよいでしょう。)
  • 病棟で用意しているティーパックは生着までご遠慮ください。

以上、厳重警戒期の食事の注意点でした。生着後~退院までの食事制限については「その2」で!